本日、京都市伏見区のアニメ制作会社
京都アニメーションにて
放火殺人事件が発生しました。
夜の９時の段階で２５人の死亡が確認されています。
心からご冥福をお祈り致します。
出火当時、建物内には従業員６７人と
社外の６人の計７３人がいた。
死亡した２５人が見つかった場所は、
１階で２人、２階で１１人、２階と３階をつなぐ屋内階段で１人、
３階と３階から屋上に上がる階段で１１人。
犯人は２０リットルの携行缶二つを持って
近くのガソリンスタンドを訪れ、ガソリンを買った。
現場近くには、携行缶二つと台車のほか、
包丁数本とハンマーが入った手提げかばんと
リュックサックが残されていた。
複数のスタジオ関係者は、男が「死ね」と叫びながらビルに入り、
１階の入り口付近でバケツに入ったガソリンとみられる液体をまいた後、
すぐに火を放った。
購入したガソリンを台車で運び、
現場近くで携行缶からバケツに移し替えて、まいた。
犯人は警察に逮捕される際
「パクりやがって！」と言っていた。
どういう意味だろうか？
①俺の作品をぱくりやがって！なのか
②別の作品のストーリーやキャラクターを
ぱくりやがってなのか？
報道では、犯人は従業員として働いていた事実はなく
見知らぬ人であった、とのこと。
とすると、②の別の作品と同じ何かに腹を立てた可能性が大きい。
似ているキャラクターとして
Fateのセイバーと
ヴァイオレットエヴァーガーデンが
似ていると指摘されている。
ただ、アニメのキャラクターは
顔つき、髪型、服装等どれも似てくるもの。
犯人は、被害妄想の大きな人物と推測する。
年齢は４１歳と報道されている。
高卒であれば、ちょうと就職氷河期の年代だ。
今では考えられないが、当時は大企業や銀行が倒産しまくった。
自分の不幸な境遇を社会や他人のせいにしがちな世代ではある。
社長の話によると、「死ね」というメールはよく来る
それでも、真摯に対応してきた、とのこと。
なぜ、ここまでの被害が出たのか？
建物の構造が大きい。
画像を見る限り、外の避難用階段はなく
屋上へと続く内階段があるだけ。
NHKの報道で建物平面図を見たが
１階から３階まで吹き抜けの螺旋階段がある。
これでは、１階で火災が発生した場合
一瞬で火の手と煙が３階に及ぶ。
アニメーション制作の利便性から
螺旋階段としたのだろうが、火災の際には仇となった。
また、３階から屋上へと続く階段で１１人が亡くなっているが
屋上へと続く扉の鍵は開かなかったのだろうか？
容易に開かない形状の扉だったとしたら問題がある。
ホテルの避難階段では、ノブのカバーを破壊して開錠する
タイプのものがあるが、鍵がなければ開かないというのでは
とっさの避難の時では、ただの行き止まりとなる。
また、火の手と煙は上に向かうので、上に逃げるのはよくない。
二階、三階の窓やベランダから飛び降りれなかったのか？
と疑問が残る。
恐らく、火災が発生した歳、螺旋階段か屋上へと続く階段に
人が殺到したと思う。
ただ、入口には犯人が刃物を持って待ち構えているため
「刃物を持っているぞ！」との声が聞こえれば
三階に逃げようとするだろう。
ガソリンによる爆発と煙の流れが予想以上に早く
窓やベランダに避難する隙もなかったと思われる。
ガソリンはペットボトル１本でも気化させれば家が吹っ飛ぶそうで
４０リットルともなれば、その爆発力と延焼力はすさまじい。
そもそも、ガソリンスタンドで４０リットルものガソリンを
携行缶に入れて持ち運びができるというのがオカシイ。
法律で規制をかけた方がいいのではなかろうか？
船舶を所有している人などは、携行缶による販売がないと困ると言うが
船舶免許証等で利用目的を確認した上での販売が望ましい。
社屋の構造として、防火壁はなかったのだろうか？
そもそも一般の来客が何の仕切りもなく社屋中に入れるのか？
来客者と社員のスペースを完全に分けていれば
延焼を防ぎ、少しでも逃げる時間は確保できたかもしれない。
私もアニメが大好きで、京都アニメーションの作品は殆ど見ている。
風景がとても綺麗で、キャラクターも透明感と清潔感があって好き。
心が洗われるような、思春期と青春を思い出させるものが多い。
若きクリエイター、夢ある若者の命を奪ってしまった
犯人の責任はとても大きい。
生きていたら死刑になるのは間違いないだろうが
真相をきちんと話し、反省してもらいたい。
最後に、素晴らしいアニメを作成してくれて
ありがとう、と伝えたい。
京都アニメーション放火殺人事件「パクリやがって！」とは？なぜ、被害を防ぐことができなかったのか。
